ヤンゴンの住宅事情
ミャンマーの賃貸物件の種類は、主に4つあります。
①サービスアパートメント ②コンドミニアム ③ローカルアパート ④一戸建て
下記でそれぞれの特徴を説明いたします。
サービスアパートメント
サービスアパートメントは、コンドミニアムにサービス(部屋の掃除、ベッドメイク、トラブル対応、朝食等)が付いた物件で、もちろんジェネレター完備(停電時の発電機)、セキュリティも比較的しっかりしているので、日本人駐在員さんには一番適しており、人気も高いです。
家賃にはインターネット、スカイネットTV,水道光熱費も全て含まれており、最近では日本のTVも視聴できるところも多くお勧めです。
家賃は月額1、000 USD ~ 4、000 USD以上ですが、これは部屋の広さ、仕様、設備等により異なるためです。賃料の高い物件にはジム、プールなどの設備が整っています。また、契約期間や支払い回数(毎月払い等)の融通が利きますし、ほとんどのところは中途解約しても返金に応じてもらえます。
コンドミニアム
コンドミニアムは一般的にエレベーター、セキュリティー付きの物件です。(セキュリティーはいないところもあります)
家賃は月額600 USD ~ 3、000 USD以上と幅広く、日本人も多く住んでいる賃貸物件です。近年、一部のコンドミニアムを除いて大幅に値下げされており、借りやすくなりました。
$1,000以上の物件はジェネレータ付の場合がほとんどですが、それ以下ですと付いていてもリフトのみであることが多いです。
賃料にもよりますが、物件家具家電付の部屋がほとんどで、質もミャンマーにしては比較的良いです。オーナーによってはインターネット、スカイネットTV(NHKなど)、水道光熱費、部屋の清掃等を家賃に込みで契約することも可能です。オプションで日本のTV視聴できるようにすることも可能です。
難点としては、昨今の燃料費の高騰により、電気代が異常に値上がりしているので、節電されることを強くお勧め致します。それと契約期間や支払い回数はサービスアパートのように融通が利かず、途中解約に応じてもらえないオーナーもいます。
ローカルアパート
ローカルアパートは、一般的にエレベータなしの住居のことでミャンマー人向け物件です。
家賃は月額200 USD ~ 500 USD程度。ジェネレータは付いていません。(停電時の発電機)特に最近は停電が多いので、お勧め致しません。
また、水回り等の衛生面で不安な物件がほとんどで、家具家電も付いていなかったり、あったとしても古く色々な故障が頻発しますから日本人には難易度が高いです。
一戸建て
一戸建て物件に居住される方は事務所兼用とされている方くらいで、非常に少ないです。
賃料にもよりますが、ローカルアパート同様で古い物件が多く、トラブルがよく起こります。また治安の面でも不安がありますのでお勧めしておりません。もともとミャンマーは比較的治安は良かったのですが、コロナ、クーデターの影響で失業者が増えるのと比例して最近は犯罪も増加しているので、できる限りセキュリティがしっかりとしているところの方が安心して過ごせます。